コールセンターを辞めたい人の転職体験談!対策って!?
24歳のときに1社目をやめ、転職活動を行いました。現在34歳会社員です。
わたしは大学在学中に就職活動を行わず、海外一人旅とバイト活動に明け暮れていました。大学卒業後に就職したのは、在学中からアルバイトをしていたコールセンターです。
アルバイトから一年間の契約社員として入社をしました。アルバイト期間を含め1社目に勤めた期間は合計2年半になります。通信教育の教材に関連した電話の発信と受信をメインに行っている会社で、わたしが在学中にアルバイトとして入社をしたときは発信業務の部署に配属されました。
発信のオペレーターです。通信教材とは別の商材を扱う部署もあり、商材のご案内電話も行いました。
契約社員として働いた一年間は、コールを行うアルバイトの管理を行いました。アルバイトのオペレーターは部署内で30人から50人いますので、コール内容の確認、クレーム対応、コール数の集計、クライアントへの定期的な業務報告を行っていました。
契約社員として働いた期間の役職はスーパーバイザーです。(年収600万円) 一年間で退職を決めたのは、契約満了ということもありましたが、長時間労働が原因でした。
コールは朝の9時から夜の9時まで。その後にコール数の集計作業、クライアントへの報告作業を行うと夜11時から12時までオフィスに滞在し、終電でいつも帰宅というスケジュールでした。徐々に身体を壊し、1年間の契約更新のタイミングで退職をしました。
その後リクナビNEXT に登録をし内定を得て2社目に入社しました。不動産仲介業の一般職(正社員)です。営業事務として、青山、六本木、中野の事務所で働きました。その会社には4年10か月在籍しました。
不動産業なので、土日休みではなく、火水休みでしたが、それほど残業もなく、まとまった長期休暇もとれ、また第2新卒歓迎というリクナビのキャッチコピーに惹かれて応募をしました。
実際入社をすると、新入社員に対しての教育制度もあり、宅建取得のためのセミナー費用補助もあって、年収は400万円ほどでしたが、働く環境としては職場環境、福利厚生の面で恵まれていたと思います。
リクナビNEXTを利用したのは、当時24歳と社会人経験が少なかったので、第二新卒歓迎の項目が多かったリクナビを活用しました。そして34歳となった現在は海外転職をし、フィリピンで英語を活用してコールセンターの現地職員として働いています。
Contents
コールセンターの仕事を辞めたくなる理由って!?
今回、コールセンターで働いていたものの辞めた体験談をご紹介しましたが、この体験談の人はスーパーバイザー(管理職)ということで、通常のコールセンター職員が「コールセンターを辞めたい」と感じる理由とは少し違うようです。
- クレーム対応が辛い
- ノルマ達成がきつい
この2点がコールセンターを辞めたい理由としてよく挙げられる点です。
クレーム対応が辛い
一昔前までは違ったようですが、最近のコールセンターの仕事とクレーム対応は切っても切り離せない関係といえます。
電話に出るのが遅くなってしまい、電話で顔のみえない相手から「いつまで待たせているんだ!」と怒鳴られたり、商品説明を間違えてしまうと「とっとと違うヤツに変われ!」とどやされたり。
電話では相手の顔が見えないということからより気軽にひどいことが言えてしまうしまうのでしょうが、こんなことが続くと精神的に辛くなってしまい「やめたい…」と悩んでしまってもおかしくありません。
ただ、最近はお客側から電話をかけるときに「この電話は今度の対応の参考にさせて頂くため、音声を録音しております」という音声が流れるので、それでもクレームを言う人の数は多少は少なくなったのかもしれませんが。
ノルマ達成がきつい
また、コールセンターには受信(お問合せへの対応)と送信(電話による商品売り込み、アポ取りなど)側に分かれていますが、送信側に配属されると基本的にはノルマが課せられます。(受信側でもたまにありますが)
このノルマを達成するため、1日に何百件というコールをかけることになる(場合もある)わけですが、営業の電話なんてかければ当然、逆上され「そんなことのためにいちいち電話してくるな!」とか「いま忙しんだ!!」と強く電話を切られたり、お客から嫌われることも珍しくありません。
このため、お客から嫌われても「仕事」と割り切り、自己嫌悪にならずに働き続けられるだけの精神的タフさも要求されます。
コールセンターの向き不向きって?
これら(管理職のではなく、一般的なコールセンター業務の)コールセンターを辞めたくなる理由から考えるに、コールセンターの向き不向きとは「他人から嫌われても平気でいられる人かどうか」という一点につきるでしょう。
普通の営業なら、確かに下手な売り込みをすればお客から嫌われ「もう二度とくるな!」といわれることもありますが、それはあくまで「こちらが何かミスを犯したから」嫌われただけです。これは営業トークを鍛えることで多少はなんとかできる側面です。
ですがコールセンターの場合、もはやこちらが何もしていないのに嫌われている、つまり嫌われている状態がデフォルトなことが多々あります。
そう考えると、「他人から嫌われることに大きな精神的負担を感じる」ような人はとても続けられないのではないでしょうか。
誰でもできる仕事?コールセンターで長く働くのはおススメじゃない理由
また、そもそもコールセンターでの仕事は10年後に90%の確率で無くなる仕事とも言われていますので、若い方にはあまりおススメできる仕事ではありません。(詳細はこちら⇒10年後、90%の確立で無くなる仕事が発表)
そもそもコールセンターの仕事は言い方をかえれば、クレームや一部の失礼なお客からの罵詈雑言に耐えられるのであれば誰でもできる仕事になり、誰にでもとってかわられやすい仕事です。
これではキャリアを積み重ねて「多くの人にはできない仕事だからこそ高い給料を得られる」という状態になることができず、いつまでたっても好条件のもと働くことができません。
以上のことからコールセンターでの仕事は「あくまで一時的なお小遣い稼ぎ」程度に考え、長期的ビジョンに基づいて仕事を選び取っていくことを意識したほうがいいのではないかと思います。
ちなみにコールセンターから正社員への転職を考えるならぜひDODAのような転職エージェントを利用してみてください。
DODAのような転職エージェントなら履歴書、職務経歴書の書き方指導のような転職活動サポートはもちろん、初回面談時のキャリアカウンセリングで「どんなキャリアを積み重ねていくべきなのか」相談する時間ももうけられます。
そもそも自分の希望するキャリアなんて外部要因(どんな業界が成長業界なのか、など)も参考に決めるべきことですし、そういったことは一人で悶々と悩んでいてもなかなか分からないところですからね。
DODA のような転職エージェントのアドバイザーと話し合い、あなたにとって理想的なキャリアを描いてから転職先を決めて頂ければと思います。
以上。「コールセンターを辞めたい」と考えている人の参考になれば幸いです。