大企業&中小企業の仕事を辞めたくなる人のおススメパターン
新卒のころはついつい「大企業」に憧れがちですが、大企業には大企業の悩みがあるものです。
そして、大企業に入ったものの社風になじめなかったりすると「中小企業に転職しようかな…」と悩んでしまいがちですが、当然、中小企業には中小企業の大変な面があります。
では、どのような人には大企業 or 中小企業がおススメなのでしょうか。「大企業&中小企業の仕事を辞めたくなるアンケート結果」と共にご紹介したいと思います。
Contents
大企業の仕事を辞めたくなる理由
キャリアが築けない
大企業の仕事を辞めたくなる理由は自分でキャリアや職種を選択できないことですね。 中には柔軟な会社もあると思いますが、自分のやりたい事に辿りつけないまま何年も仕事をたらい回しにされるのは時間の無駄だと思います。
さらに福利厚生が充実している訳でもなく、残業代も固定で労働時間も長いところが多いです。 自分の納得する職種で、やった分だけ自分にリターンが返ってくるような柔軟な職場が自分にとってはベストだと思いました。
大企業はいまだに新卒を「総合職」として一括採用し、一から育て上げるという社員の育成方法をとっているところも少なくありません。
総合職として入ってきたあとは、どのような職場、職種、仕事内容が割り当てられるか、あなたが決めることはできません。なのである意味、キャリアは「会社まかせ」になりがちです。
もちろん、企業によっては自分の意思でキャリアを選択できるような企業もあるかもしれませんが、もしそんな企業でないのなら、働いているうちに「この方向性でキャリアを築いていきたい!」という思いが出てきたなら、それは大企業を離れ、自分自身の道を歩むべきときなのかもしれません
何をするにも時間がかかる
仕事でスピード感を重視している人にとって、大企業の動きの遅さはかなりのフラストレーションになることが予想されます。
関係部署に稟議書を通すだけで何週間もかかったり…なんてこともあったりしますので、「自分のやりたい仕事をもっとテンポよくこなしていきたい」人は大企業に向いていないかもしれません。
成果が見えにくい
自分の替わりがいくらでもいると思った時でしょうか。特に自分なりには短期的な仕事の成果を出したとしても、その会社の創設から見たら、過去にその短期的な仕事でより利益を出している人は沢山いることを知って、上司からそれがスタンダードだという決めつけ等をされると、やはり大企業だなと感じ辞めたくなりますね。
大企業の売り上げは中小企業のそれと比べると当然大きくなりますので、一人のひとりの結果が非常に見えにくいです。
もしあなたが独立心が強く「自分の行ったすべてのことが自分の給与に反映される」コミッション制(歩合制)のような働き方を望むのであれば、もう少し小さな規模の企業に転職するか、そういった給与制度をとっている企業に転職すべきでしょう。
転勤がある
大企業は往々にして全国展開し、全国に支社があるため転勤を言い渡される機会も中小企業に比べると多いです。
特に海外への転勤などを言い渡されると数年間は(結婚しているなら)家族と離れ離れになったり、見知らぬ地で不便を感じながらの生活を余儀なくされます。
もちろん、数年後に(もともとの勤務地に)戻してくれるというのであれば、その間なんとか耐えられるかもしれませんが、「事情が変わったから戻りが延期」になるような話もよく聞きますし、そもそも「絶対に今、働いている場所から離れたくない!」というのであれば地元に根を張って商売しているような企業に転職すべきでしょう。
中小企業の仕事を辞めたくなる理由
さて、大企業の仕事を辞めたくなる理由についてご紹介しましたが、今度は「中小企業」の仕事を辞めたくなる理由についても見ていきたいと思います。
制度(システム)が確立されていない
中小企業は大企業ほど仕事のやりかたが確立されているわけではなく、まだ発達段階であることも多く、自分で仕事のやり方を確立しなければならなかったりします。
さらに、企業によってはろくにIT技術をとりいれていなかったりし、その場合は見積書など、必要な書類が全部手書きでかなり面倒だったり…。
こんな企業で働いていると、「システムがしっかり整備されている大企業がうらやましい…」なんて思ってしまうかもしれませんね。
人手不足
本来担当するはずだった社員が抜け、ひとりで仕事をしょい込む羽目になりました。手伝いが欲しい、と何度も課長に要請したものの、「暇な人間なんていない」と断られたのにも関わらず、いざ業務が破綻を来そうと言う場面では、「一人で仕事を抱えた責任」とされました。
大企業なら人手が足りなくなるとどこかの部署から人を異動させるなどして人手不足を解消させることも簡単かもしれません。
ですが中小企業の場合、もともとそんな多い人数がいるわけでもないためどこかから異動してもらうわけにもいきませんし、、金銭的に余裕のない企業も多いですから新しい人を雇うのに躊躇する企業も多いです。
なので、どこの中小企業でも「即戦力ならいつでもほしい!」という人手不足が慢性化している職場も少なくありません。結果、少人数で多くの仕事を担当させられがちで、業務量の多さから辞めたいと考える人も多いようです。
人間関係
もちろん社風によっても違いはあるでしょうが、中小企業は大企業と比べて人数が少ないことからも、人間関係が(よくも悪くも)近いです。このため、悪い人間関係の職場に入ってしまうとその影響をもろにうけ、仕事の能率も下がってしまうでしょう。
モラルが低い
大企業よりも知名度が低く、「他人の目があまりない」中小企業の方がパワハラやセクハラは起こりやすいのかもしれません。
ちなみにですが、【もう辞めたい!】職場のパワハラ・モラハラの原因&対策!ページの「1000人以上の規模の企業はパワハラ対策が進んでいる」でもご紹介している通り、大企業の方がパワハラ対策により取り組んでいる傾向があることからもわかる通り、中小企業の方がパワハラやモラハラ、セクハラ等で仕事を辞めたい人は多いのかもしれません。
大企業に比べて不安定
大きな企業だと仕事にムラがなく続いてあります。中小だと急に取引がなくなったりして暇になったりするときは不安になります。給料がそれでも安定的に出ていればいいですが、遅れたりするとやはり会社を変わったほうがいいのではないかと思ってしまいます。
「今の時代は大企業でも潰れる」とはよく言われることですが、それでも中小企業と比べるとやはり大企業の方が潰れる心配はなく、”安定”しているといえるのではないでしょうか。
ですがもちろん中小企業によっては「高い技術力を持っている」ことから、経営状態が安定している企業も多数存在することから、「中小企業だから不安定」というより、その企業が展開しているビジネスがどれだけ安定しているのかを考えたほうがいいかもしれません。
給料が安い
アベノミクスで給料が大きく増えたのは1部の大企業だけで中小企業の多くはそんなに給料が増えていません。だから家計も潤わず生活が苦しいです。求人表に残業無しと書いてあっても入ってみると多くの残業があったりするけれど残業手当があまり出なかったりすることがあるので生活面と給料の面で中小企業の仕事をやめたくなる人が多いと思います。
中小企業より大企業の方が福利厚生しかり、給料も高い傾向にあるでしょう。ただ、これも先ほどの「大企業に比べて不安定」という項目と同じように、中小企業でも給料が高いところもありますから、これも一概にはいえないでしょう。
大企業と中小企業…転職するならどっち?
さて、ここまで大企業と中小企業、両方の「仕事を辞めたくなる理由」をご紹介してきましたが、ではどんな人に大企業が、どんな人に中小企業がおススメなのでしょうか。
大企業での仕事がおすすめな人のイメージ像
- 仕事において回りとの”調和”をとることに重きを置いている人
- 確実に、着実に仕事を進めていきたい人
- 「今のところ明確なキャリアビジョンはない」という人
- 転勤や異動も気にならない人
中小企業での仕事がおすすめな人のイメージ像
- ”人間関係”よりも「仕事で実績をあげること」にやりがいを感じる人
- ある程度自分の裁量で、スピード感をもって仕事を進めていきたい人
- すでに明確なキャリアビジョンを持っていて、キャリアを積み上げていきたい人
- 転勤や異動は受け入れられないという人
これはあくまでの今回の「仕事を辞めたい体験談」から見えてきた話をまとめているだけですので、「大企業」「中小企業」といった企業規模だけで会社を選んでしまっては危険です。
もし仕事を辞めて転職するのであれば必ず何かしら「転職理由」があると思いますので、先ずはその転職理由を満たせる企業を探してみて、なおかつ「企業規模によってこういった傾向がある」ぐらいにとらえて頂くぐらいがちょうどいいのではないかと思います。
ちなみにもし転職するのであれば先ずは求人情報を集めるところからですが、求人情報を集めるのにおススメの転職エージェントがこちら。
⇒DODA
転職エージェントの中でも求人数において1,2を誇るDODAです。担当者があなたの代わりにあなたの希望の求人を厳選して紹介してくれますので、働きながら転職活動をしたいものの「時間がない」という人におススメです。
「大企業」や「中小企業」の仕事を辞めたいという人の参考になれば幸いです。