飲食店の正社員を辞めた理由は結婚!プライベートと仕事を両立!
新卒採用で某大手企業に勤めました。そこは交通からレジャー施設などを経営している企業で、総合職としての採用だった為、どこへ勤務するかは実際に入ってからではないとわかりませんでした。
そして新入社員研修として1年間は現場をみるため半年ごとに異動し交通やレジャー施設で働きました。2年目になり、飲食販売店に異動になりました。商品販売や在庫管理、スタッフ管理など店長の下で雑務をこなす毎日でした。
休みはもちろん平日で人数が足りないときはその補充の役目を果たしたり、24時間営業の店舗だったので深夜に勤務することもありました。
そんな時、転職を考え始めました。なぜ転職しようと思ったかというと、結婚です。
学生時代から付き合っていた彼の仕事は公務員です。休みは土日休み、時間も場所も決まっている一方、私は勤務時間も日によって違う。勤務場所もいつどのタイミングで異動になるかわからないとなると結婚してこのまま仕事を続けていてもすれ違ってしまうと思いました。
もちろん、会社に話してどうにか辞めないで済む方法を考えてくれましたが、総合職として採用になっている以上、自分の都合で会社に迷惑をかけるべきではないと思い、転職を決意しました。
そして転職先に選んだのは異動の心配もなく以前から興味のあった企画営業ができる会社です。そこは本やフリーペーパーを作る会社でどんどん営業をとってこなければいけません。想像していたより営業は大変です。
けれど、お客様に喜んでいただけるとやりがいにつながります。給与は安くなりましたが、プライベートと仕事を両立できるので満足しています。
Contents
飲食店の正社員を辞めたくなる理由と対策は?
今回は飲食店で働いていたものの、違う業界に転職した人の体験談をご紹介しましたが、もはや飲食店を辞めたくなる人の理由は説明するまでもなく、ほとんどが長時間労働による転職です。
朝から働いて深夜をすぎて終電を逃し、控室で寝てまた朝から働き始める…。もちろん、飲食店によっても労働条件の悪さは違うでしょうが、もしあなたがこんな働き方をしているのだとすれば、精神的に病んでしまってもしょうがありません。
いくらなんでもさすがに長すぎます。さらに、これだけ働いても飲食店の給料は安い傾向にありますので「将来が不安…」という人も多いです。
そんな理由もあり、飲食業界は平成27年度の業界別の離職率ランキングで堂々1位に輝いています。
平成 27 年雇用動向調査結果の概況 – 厚生労働省 12ページより引用
ちなみに宿泊業、飲食業は同時に「入職率も1位」になっているため、入りやすいけど、続けにくい業界ともいえます。大量採用するもののみんな辞めていくわけですね。(こんな働き方をしていては辞めたくなるのも当然ですが…)
先ずは3年続けるべきなの?
さて、それでは飲食店の正社員を辞めたい場合、どうすればいいのでしょう。「もう限界…」といういうのであれば、当然、さっさと辞めるべきだと思います。
そんなことを言えば店長から「お前みたいなやつはどこにいっても続かない」とか「先ずは3年続けてみたら?」みたいな引き留めにあうかもしれませんが、まずこの離職率からみて飲食業を辞めたくなるのは当然ということ。
また、3年間続けられればいいですが、そこまでもたずにうつ病にでもなったら、ひどい場合はうつ病の治療で何年も時間を無駄にする可能性もありますし、最悪の場合、自殺してしまう人も出てくるかもしれません。
上のページのなかでも紹介していますが、人によっては3年もたずに限界が来てしまう人もいます。そう考えると3年とか関係なくさっさと辞めるべきです。
ちなみにこちらがうつ病の症状といわれているものです。
典型的なうつ病の症状
- 気分が沈んでいる(特に午前中にひどく、午後から夕方にかけて改善されることが多い)
- 興味がわかず楽しめない(これまで楽しんでいたことを楽しめなくなる)
- 食欲が低下(増加)、体重が増減(何を食べてもおいしくなく、体重が1ヶ月で数キロ落ちてしまうケースも)
- 寝付けない、夜中や早朝に目が覚める(夜中や早朝に目が覚めその後眠れない。熟睡感が無く、体調が優れない)
- 動作や話し方が遅い。イライラしたり、落ち着きがない(体の動きが他人からみて明らかに遅くなったり、落ち着き無く歩き回るようなことも)
- 疲れを感じたり、気力がわかない(重く強い倦怠感を感じ、気力が低下。何もする気が起きなくなる)
- 自分に価値がない、または申し訳ないと感じる(自分を責めるあまり「自分はこの世からいなくなったほうがよい」と思い込むことも)
- 仕事や家事に集中したり、決断することができない(注意力、集中力が低下。仕事や家事が以前のように進まなくなったりする)
- この世から消えてしまいたいと思うことがある(自殺願望)
もしすでにあなたにこういった症状が出ているのであればそれはもう赤信号です。とりあえず仕事とかどうでもいいので、一度病院に行ってください。
他業界へ転職する際の注意点は?
それでは飲食業界から抜け出すという決意をし、これから他業界に転職するさいにどういったポイントに注意すべきなのでしょうか。
1.これまでの経験の棚卸をしっかりとしておく
先ずは飲食店で学んだことをしっかり棚卸しておきましょう。飲食店で学んだこと、経験したことを武器に転職活動を行うことになるからです。
転職活動における面接でも「前職にて何を学んだのか?」については必ず聞かれる質問です。なので、ここがしっかり深堀できていなければ、面接が通過できなかったりと、転職活動がスムーズに進まない可能性もたかまります。
さらに、この際に「自分の好きな仕事(適正)」をじっくり考えてみるのも大切なことかと思います。なので一度、飲食店で働いていたときに感じた自分の好きな仕事と嫌いな仕事を紙に書き出してみてください。
そんなあなたの「好きな仕事」が、そのまま役に立てる業界や職種が他にもあるかもしれません。そうであるなら、それがそのまま転職の志望動機にもなりえます。
これからキャリアを積んでいく中で、少しでも自分が「楽しい!」と思えるような仕事ができるような環境に身を置いていきたいところです。
ちなみに「自分の好きな仕事なんて分からない!」という方は上のページも参考になるかと思いますので、よければご確認ください。
2.業界研究は必ず行おう!
そして自分がこれからどんな業界で働こうか考えていき、「この業界で働いてみようかな」と思ったら、いきなり求人に申し込んだりするのではなく、必ず業界研究を行ってください。
もし、イメージだけで業界に入って、「実は残業時間が飲食業界よりも長い傾向にある業界だった!」なんてことが判明したらどうでしょうか。(あなたの飲食業界からの転職理由が)長時間労働による転職なら、それこそ転職した意味自体がなくなります。
そこで業界研究です。平均給与や平均の残業時間はもちろん、その業界の体質(デジタル?アナログ?体育会系?成果主義?年功序列?)、退職率あたりは確実に抑えておきたいものです。
特に平均給与や平均の残業時間といった項目はだれの目からみても重要なので、みなさん調べる傾向にありますが、「業界の体質がどうしても合わない!」という理由で辞める人も多いので、要チェックです。
年齢が若いうちは他業界への転職は可能でも、年齢が上がればあがるほど他業界への転職は難しくなります。その点をふまえて、将来後悔しないようにしっかり下調べを行いましょう。
3. 可能であれば経験の活かせる職種への転職を狙う
また、他業界への転職を考えるのであれば、これまでの経験が活かせる職種を狙って転職したいところです。
例えば、あなたが飲食店での接客をとおしてコミュニケーションスキルに自信があるなら、コミュニケーションスキルが武器となり得るような職種(営業、接客業、コールセンターなど)への転職を狙うことで、転職の可能性を少しはあげることができます。
ただ、これはあくまで”可能であれば”という話で、業界によっては未経験でも積極的に採用してくれます。例えば、今人手不足のIT業界、介護業界といった成長業界だと未経験でも転職しやすいです。
また、あなたの年齢が若ければ、そんな成長業界でなくても転職が可能かもしれません。もちろん、どれだけ若かったとしても「プログラマー」などの技術職としていきなり転職するのは難しいでしょうが。
要するに、自分のスキルが活かせるような職種はどのような職種&企業)なのか考えてみることで、転職の成功率もアップします。
転職活動は辞めてから!でも注意点も!
ただ、あなたがもし飲食店で朝から晩まで働き詰めなのだとしたら、当然ながら転職活動なんておこなう時間はありません。
「じゃあ、辞めてから転職活動を…」と考える人もいますが、仕事を辞めてから転職活動を行うことには当然”リスク”も存在します。もしこういったリスクをしっかり理解せずにいきなり辞めて転職活動を始めても、転職失敗の原因にもなりかねませんので注意が必要です。
⇒【見つけ方は?】次の仕事が決まっていないけど限界だからやめた話
上のページにて詳細を解説していますので、よければ参考にしていただければと思います。