激務の広告代理店をやめる?辞めない?
私はセールスプロモーションに特化した広告代理店に勤務しております。
この業界はメーカーであるお客様の意向を形にして、世に送り出すというやりがいがあります。いわゆるクリエイティブという横文字で言い表され、はたからみると華やかに見えるかもしれません。
しかし、内情はそんな甘いものではありません。まず、0から作るという点がとても難解です。お客様がどのような広告をうちたいのかを掴むことに始まり、デザインを起こして、それを形にして提案していきます。
実際発注がいただければその製品の試作、印刷物であれば校正などを提出して承認をもらいます。もちろん途中で何度も修正もありますし、実際の製作会社へ製品を発注した後、変更が加わることもあります。
このような状況でもスケジュールの折衝を何度も繰り返しやっとのことで納品することで一つの案件が終わります。最悪の場合予算はこのぐらいで、何か提案してくださいという丸投げのものもあります。このように手数が多いため、限られた時間のなかで、いいものを作り上げるにはどうしても時間がかかってしまいます。
繁忙期は連日終電なんてこともザラです。どの業界も忙しいと思いますが、広告業界に絞って考えると忙しいことが当たり前の風潮になっており、プライベートを重視したいと思うとこの業界は不向きであり、私は一時期この激務という部分で辞めたいと思いました。
しかし今でも、何とか続けられているのは、この業界のペースに良くも悪くも慣れてきたからかもしれません。なので、現在広告業界で働いていて「辞めたい…」と感じていても、もう少し働いてみることもおススメです。
ただ、私の場合この忙しいペースになれるまでに2年ほどかかりましたが、社内の人間関係は割と良好で、何度か真剣に「辞めたい」と悩んだときも回りの人間になんとか支えられた経緯があります。
そう考えると、今の私があるのはこの社内での人間関係のおかげだといっても過言ではありません。しかし、世の中にはあまり人間関係のよくない会社も多々あり、広告会社の中にも激務のため、人間関係が廃れきっている会社があるということもよく耳にします。
そんな会社で2年間も耐えられたかと聞かれると、私自身はなはだ疑問ではあります。なので、そのような会社で働いていて「精神的にもう限界」というのであれば、もう一度退職して、違う業界もしくは会社に転職されることをおススメしあmす。
「うつ病」なんかになりでもしたら、それだけでかなり長い年月を犠牲にしなければならないリスクも出てきますからね。そこまでして働く価値があるのかと言われると、正直疑問に感じます。
ぜひ、ご自身の身体のことを考えて進退を考えて頂ければと思います。