調理師を辞めたい!長時間労働で家族との時間も作れず…
私は和食の調理師をしており、料理長として主に仕入れから入った魚や肉を調理用に加工するのが仕事内容です。野菜なども繊細に剥いて刺身や煮物などの料理へと変化させていきます。
営業よりも仕込み(調理準備)の方が遥かに時間を使っています。予約用の料理と一般のお客さんのお料理はメニューが別なので、そこら辺の準備をするのが中々、苦労するところだったりします。
この仕事を辞めたいと思ったのは、長時間労働の割りには給料が安いという事です。朝の8時くらいから夜の終電まで働いていて、寝に帰るだけの荒れた生活になっています。にも関わらず安月給です。
平日は休みが貰えないので、区役所への用事もこなす事が出来ません。また、世帯持ちなのですが、家族を何処かへ連れて行く事も出来ないので子供の顔も見る事が出来ません。
他人とは違う時間の時計で動いている世界なので、友人とも会う事が出来ません。なので、結婚した以上は普通の生活を希望するようになりました。
次に就く仕事は、今よりももっと人と関わりあえるような仕事をしたいと考えています。介護施設や特養ホームなどで、お年寄りや病人の世話などをしたいです。
まだ検討中ですが、人との繋がりを大切にしたいので期待が持てる世界です。休みに一度だけ面接に行った事がるのですが、私の調理の経験を活かせる部分もあります。
現在はカロリー計算や、栄養価の計算等を取り入れた調理を実施しています。この分野で働けるなら、自分のスキルと希望が合致すると思っています。
なるべくなら、動くのは若い時の方が良いと家族と相談しています。
調理師からどこに転職すればいい?
今回、調理師として働いていた方の体験談をご紹介しましたが、調理師は独立でもしない限りは長時間労働の傾向にあります。
なので、長時間労働から脱出したいのであれば、独立まで行きつかなければなりませんが、残念ながら独立して成功できる人はごく一部というのが現実です。
そして「もう耐えられない!」と、調理師の過酷な労働環境から脱出する人もいますが、他業界に転職するとき、調理師としての資格は役に立たないことが多いです。
⇒【何年目なら仕事を辞めてOK?】転職におススメのタイミングは!?
上のページでも解説していますが、もし他業界の異業種に転職するなら、できれば20代前半のうちから行動をおこしておきたいところです。
他業界、異業種に転職するときの注意点は?
調理師とは違う業界、異業種に転職するつもりならしっかりと自分のこれまでの経験を棚卸しておきましょう。経験の棚卸を行っていなければどんな経験が次の仕事に活かせるのか分かりませんからね。
また、「自分がどんなことに興味があるのか」もしっかり深堀しておく必要があります。特に「とにかく嫌だから!」と、辞めたい一心で調理師を退職した人は要注意です。
上のページで自分の好きな仕事を見つけるための方法について解説しておきましたので、よければ参考にして頂ければと思います。