20人に「仕事が合っていないと感じるとき」アンケート結果&対処法
「わたし、この仕事にあっていないのかな…」と、誰しも一度は自分の仕事の適性(ミスマッチ)を疑ったことがあるのではないでしょうか。
「自分に合っていない」と感じる仕事を続けるのは辛いことです。「他にもっとあっている仕事があるのでは?」と、ついつい現実逃避をしてしまいますからね。
ちなみに他の人はどんなときに「この仕事あってない…」と感じるか少し気になりませんか?そこで今回は実際に20名の人に「仕事があっていないと感じる瞬間」のアンケートを取ってみました。
すると、アンケート結果から「仕事が合わないと感じる瞬間にもどうやら”パターン”があるらしい」ということが分かってきましたので、それぞれのパターン別に対処法についても書いていきたいと思います。
Contents
何かが「できない」と向いていないと感じる”できないタイプ”
まず、最も多かったのは何かが「できない」ことから、「自分はこの仕事に向いていないんじゃないか…」と考える、「できないタイプ」です。
21歳 男性 飲食業
私は現在ラーメン屋で仕事しています。毎日朝から夜まで働いていますが人間関係も良好で給料が低い以外は楽しく仕事をしています。しかし私はあまり喋る事が好きではありません、キッチンをしている時はしっかりとできるのですがホールに出るとうまく喋る事ができません。その時仕事があってないなと思います。
⇒うまくしゃべれない
32歳になってはじめて学校の先生になったのですが、女子校で生徒たちに囲まれているのにうまく会話ができないときに困ってしまいます。今は2年目ですが、それでもうまくやりとりできないんですよねぇ。同じ女性なので話も合いそうなものなのに、教科指導は良いとしても、とにかくうまく会話できず自分は何もできてない気がして能力ないな〜とか思ってしまいます。
⇒(年下と)うまく話ができない
私は23歳で男性です。職業はフリーターになります。先月まで、某コンビニの深夜で仕事をしていました。一番苦手なのは、人とのコミュニケーションです。お客さんにも色んな人がいるので、その人のペースに合わせられません。
⇒コミュニケーションができない
28歳、男、プログラマーです。納期がキツい仕事が来たときに、自分には向いていない仕事だなと感じます。もともと体力には余り自身がなかったためデスクワークの仕事を選んだのですが、納期がキツい仕事が来ると残業が避けられなくなり、肉体的にも精神的にも辛いです。
⇒納期に間に合わせられない
31歳の男、銀行員です。融資をしたいと感じている会社に、なかなか融資をしてあげられないときに、自分には、上司などの人を説得する才能があまりないことや、データの見方などがあまりわかっていないのではないかと思ったりすることがあり、仕事が向いていないと感じることがあります。
⇒上司を説得できない
33歳の男性、会社員です。営業職なのに明るくない人間を見ると仕事があってないと感じます。話し下手などは良いのですが、笑顔や明るい雰囲気などがない方、清潔感がない方も同様です。あと、成果や実績ではなく、やればできることをやらない人は、仕事が合わないと思います。
⇒営業職なのに笑顔ができない
IT系会社員をやっている40歳、男ですが、入社当初はコンピュータの知識に自信がありバリバリ仕事をこなしてこられたのですが、月日が流れるごとに発展が目まぐるしい世界なので新しい技術が覚えられずついていけなくてって来た時、自分にはあっていないと感じます。
⇒業界のスピードについていけない
今、ついている仕事は工場の生産ラインを構築する業務内容で割と仕事の幅が広く、担当のローテーションがあるので、時期によっては当たり外れがあります。
大抵の仕事は性に合っているので問題無いのですが、時々、女性と一緒に仕事をする事がセクハラや扱い方に苦労するので、自分に合ってないなと思います。
⇒女性の扱いができない
対策は?
新しい仕事を始めたばかりの時は何かができないことは当たり前です。何かができないからといって諦めていては、何も新しいことをできるようにはなりません。
なので、何かできないことが出てきたときは当然ながら「やり方を調べる」ことが大切です。最近ではインターネットで、例えばコミュニケーションがうまく取れないと考えている人は「コミュニケーション 取り方」などと検索すれば、何かしらヒントが見つかるものです。
ただ、インターネットの情報も玉石混合なので、他にもhow to本を読んでみたりコミュニケーションがうまい人にコツを聞いてみたり、やり方を調べる方法なんていくらでもあると思います。
そうして、トライ&エラーを繰り返していれば必ず「できない」が「できる」に変わってくるはずですうので、あきらめずにしばらくはできないことに挑戦することが大事でしょう。
ただ、何度試してみてもできなかったり、次にご紹介するような「できたとしてもやりがいを感じない」というのであれば、今の仕事が自分に合っているかどうか、もう少し考える必要があるかもしれません。
仕事内容に「やりがい」を求める”やりがいタイプ”
次に多かったのが「仕事にやりがいを感じない」ことで、仕事があっていないと感じる「やりがい」タイプです。
その仕事をしていて楽しくない、仕事のやりがいがない、やっていて苦に感じる時には、仕事が自分に合っていないと感じます。一度そう感じてしまうと、すぐに仕事が嫌になり、仕事をしたくなくなって、辞めたくなってしまいます。当然、仕事の効率も悪くなり、周りの評価も悪くなるので、職場に居辛くなります。
50歳、女性、パート社員(販売)です。
38歳、女性、インテリアデザイナーです。仕事があってないと感じるのは、プロジェクトがひと段落して時間に余裕ができたときに無気力になるからです。忙しいときは責任感もあり夢中でやりますが、そうではないときに、毎回なぜこの仕事をしているのか疑問に思います。ようするにやりがいがないんだと思います。
対策は?
先ず、やりがいを感じないから仕事があっていないと感じる人がやるべきことは二つ。
先ずは「どんな仕事内容にやりがいを感じるのか」をハッキリさせること。そして次に、「今の仕事でどうやったらやりがいを感じる仕事内容を増やせるのか」ということです。
先ず、「やりがいを感じないこの仕事はあっていないから辞めたい」と思っても、ならどんな仕事内容ならやりがいを感じるのかハッキリしていなければ、次の転職先でも同じようにやりがいを感じない仕事を選んでしまう可能性もあります。
なので、今の仕事内容でどんな時にやりがいを感じるのか、具体的に思い描いてください。もしどうしても思いつかないという場合、こちらのページで紹介しているGallup社のストレングスファインダーもあなた自身を理解するためにおススメです。
そして、どんな仕事内容にやりがいを感じるのかハッキリしたら、今の仕事でその仕事内容をどうやって増やせるか考えてみてください。
もし、やりがいを感じる仕事を行うことが今の会社では難しいというのであれば転職もやむを得ないのかもしれませんが、今の会社でその仕事を行えるのであればそれに越したことはありませんからね。
周りの「人間関係」によって向き不向きを決める”人間関係タイプ”
どうやら仕事が自分に合っていないと感じる人のなかには「周りの人間」がどのような人なのかによって判断する人もいるようです。ここでは”人間関係タイプ”とでもしておきましょう。
職場の人とのモチベーションに差があったり、会話の雰囲気に馴染めないとき。自分とは価値観や視点が違うのを実感し、チームで仕事を進める必要がある今の職場では自分の力を発揮することが出来ないのだろうなと感じてしまいます。
26歳。男性。住宅関係の仕事です。私は仕事があっていないと感じる時は、その会社の人たちと仲良くなれるかどうかという事だと思います。仕事内容ではなく、その会社の人と仲良くなれるかにより、その仕事に合う、合わないと出てくると思います。
対策は?
確かに仕事は一人でできるものではなく、回りの人間とコミュニケーションを図りながら進めなければなりませんん。
そんな回りの人たちが自分と全く異なる価値観を持っていては作業もはかどらないでしょう。ではこんなタイプはどうすればいいのでしょうか。
先ず、これまで仕事でどんなタイプの人と働いているときに自分が前向きに働こうとなれたのか、自分とマッチする人間のタイプをファイリングするのがおススメでしょうか。
人によっては「常に新しいものを追い求め、変化と革新を信条に突き進む」ような、ベンチャー企業で働いてそうな人と一緒にいるとやりがいを感じられる人もいるでしょうし、逆に「常に計画をたて、先を見通せたうえで安心して働ける」というようなタイプの人ももちろんいるはずです。
人間関係によって仕事の向き不向きを感じるのであれば、一度自分がどのような人達と一緒に仕事をしていきたいのか、じっくり考えてみることをおススメします。
回りの「評価」によって向き不向きを決める”評価タイプ”
最後に紹介したいのが「回りからの評価によって合う、合わない」を決める”評価タイプ”の人たちです。
自分が一生懸命時間をかけて作ったものが、良い評価や思った通りにならなかった時です。
慰めてもらえる時もあるのですが、それが余計に辛く「この仕事向いていないのかな」と毎度後ろめたい気持ちになります。何度失敗しても立ち直るのが優れた人間なので、これからも前向きに努力したですね。
対策は?
誰しもが「誰かに認められたい!」という”承認欲求”を多かれ少なかれ持っているものですから、回りの人たちから「あなたの仕事はダメ」と言われると自信を無くしてしまっても不思議ではありません。
では、どうすれば回りの人たちから評価を得られるのでしょうか?当然、先ずは「回りの人たちが自分に何を求めているのか」知る必要があります。
次に、「どうやったらその要求に答えられるのか」をよく考えてみてください。そうやって原因を追究し、対策を講じれば少しづつでも必ず、回りからの評価は得られるものです。
ですが、このタイプの人に注意が必要なのは「相手の要求が度を越している場合」です。さすがにあまりにも無茶な要求に対しては「それは無理です」と意思表示することが必要なときもあるでしょう。
自分の適性を調べるにはどうすればいい?
さて、ここまで「仕事があっていない」と感じる瞬間のアンケート結果をタイプ別に分析してみましたが、あなたにも当てはまったものがありましたか?
冒頭でも解説しましたが「この仕事わたしにあってない…」と思いながら働くのは辛いです。なので、もしそう思えたなら一度真剣になぜそう感じるのか考えてみてください。
また、「今の仕事がわたしに合っていないことはなんとなくわかった。でも、どんな仕事が向いているのかなんてよく分からない!」という場合、下のページで紹介しているGallup社のストレングスファインダーもおススメですので試してみてください。
⇒仕事の適性を知りたいならGallup社のストレングスファインダーがおススメ!
「仕事があっていない」から今の仕事を辞めたとしても、自分が何に向いているのか分かっていない状態で転職したとしても、また同じことの繰り返しになるのは目に見えていますので、これまで自分と真剣に向き合ったことのない人におススメです。
また、自分がどんな仕事に合っているのかすでに分かっていて、「今の仕事内容は自分に合っていない」ことが判明しているなら早く転職されることをおススメします。
合っていない仕事をするということは「自分の弱点で勝負」しているようなものです。弱点を克服することはできるかもしれませんが、「あなただけの武器(強み)」は鍛えられません。
強みのない人間は要するに「誰にでも取って変えられる」存在です。誰にでもできる仕事しかできないため、給料も上がりませんし、会社からも重宝されません。
そのことに年をとってから気づいても「時すでに遅し」です。なので、すでに自分の合っている仕事に気づいている人は、しっかりと仕事を選んでください。
ただ、いきなり仕事を辞めて転職活動を始めるというのもかなりリスキーな行動だと思いますので、先ずは転職エージェントにでも登録し、働きながら求人情報を集めるぐらいのところから始めればいいのではないでしょうか。
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これを機会にぜひ合わない仕事から脱出し、しっかりとあなただけのキャリアを築いてもらえればと思います。
「仕事があっていない…」と感じている人の参考になれば幸いです。